
今までのスキルや技術を在宅ケアに生かして働いてみたい

在宅医療や訪問看護に魅力を感じて、訪問看護ステーションで働きたいと考える方へ、訪問看護の魅力をお伝えします
看護師としてのキャリアや働き方を見直すにあたって、
訪問看護師に興味を持っておられる方が多くいらっしゃいます。
しかし、「病棟勤務とどう違うのかな?」「現場ではどのように看護が行われているんだろう?」
そんな疑問をお持ちの方も多いです。
そこでこの記事では、
「訪問看護のやりがい」や「転職メリット」などの訪問看護の魅力をご紹介します。
自身の体験やレポを参考に記載しています。
訪問看護ステーションとは
住み慣れた自宅で療養生活が送れるように、
医師や他の医療専門職、ケアマネジャーなどと連携し、
訪問看護サービスを提供する場所(お家やご利用施設などのすまい)で、
看護ケアを提供することで患者の療養生活をサポートするとともに、
自立を目指した支援も行います。
訪問看護業界の現状、今後
・超高齢社会による在宅看取りのニーズの高まりがある
・国民の約60%以上が宅での療養を希望している
・病院の在院日数の短縮による医療依存度の高い在宅療養者の増加
・従来の重症心身障害児/者の定義に当てはまらない医療的ケア児の増加
魅力☆ 訪問看護の特徴
利用者さん一人ひとりにじっくりと向き合える
訪問看護の最大の魅力は、なんといっても利用者さんの希望に沿った看護を提供できるという点です。
☆ 一人の利用者さんと接する時間が長く取れて、ゆっくりお話ができるところに魅力を感じる。病院にいるとどうしてもバタバタしていてあまり深く関わりを持つことができず、「もうちょっと話したかったのに時間がない……」ということもあったが、訪問看護では30分くらいしっかりと時間を取ってお話することも可能。
☆ 病棟だと医師や看護師から退院後生活の指示があり、患者さんは「分かりました」と言って帰っていくけれど、実際に家に帰ってからちゃんと生活できているのかな?というのは見えない部分なので、生活の場まできちんと見られるのは大きな違いです。
利用者さんの「意思」を汲んだ看護ができる
☆ その利用者さん中心で看護していける。利用者さんやご家族が希望される「こう生きたい」「こう生活したい」という意思を最大限に尊重できるのが訪問看護の魅力。
慣れ親しんだ環境なら落ち着いた気持ちで療養生活をおくることができる可能性も高いです。
実際の生活環境で活かされる運動機能を向上させるのには、その環境でのリハビリや生活が最良のことがあります。
中長期的な回復が見られる
☆ 病棟だと患者さんと関われる時間が短いが、訪問看護では年単位で関わる方もいらっしゃって、その長い関わりの中で奇跡的な病状の変化や回復を見ていけるのはすごく魅力的。
季節ごとの体調変化なども理解して関わることができることもあり、長い関わりを持てることはとても魅力だと感じます。
☆ 病棟だと何か月か経てば退院するケースが多いですが、訪問看護の場合は「どれだけ長く(入院に至らず)外の世界にいられるか」という。なので、1年、2年という長いスパンで看続けられるんです。
長い間担当していると「〇〇さんが来てくれたから良くなった」と感謝されることも多く、そういう言葉にもやりがいを感じます。
入院を事前に防ぐ「本質的な」看護ができる
☆ 「もし訪問していなければまた入院しなければならない状況だった」という人を訪問看護の力で変えていけるというのは大きな価値だし、やりがいを感じる。
☆ 一旦は退院できてもすぐにまた病院へ戻って来る方が結構おられる現状があるので、
在宅の方でもう少し看護を充実させることができれば入院までに至らないんじゃないかな、と考えるようになり、「自分がそこのサポートをできたらな」という思いから訪問看護に興味を持っていた。
実際、訪問看護を経験して、退院後のサポートの大切さは日々感じる。

魅力☆ 一人の看護師としてのやりがい
自分が必要とされている実感が持てる
☆ 一人の看護師として、自分の存在をきちんと感じられたり、必要とされている実感がある。
訪問看護では一対一で接するので、自分の看護に対する反応がリアルに返ってきて、やりがいを感じられるというご意見も。
☆ 訪問看護では長い期間の関わりが持てるので、徐々にお互いに信頼関係ができてきて、自分を必要としてくれていると実感した時はすごくやりがいを感じることも。
「ルーティン作業感」がない
☆ 病棟やクリニックなど多くの職場では、看護師から患者さんへの対応がルーティン化していることが多い。訪問看護ではルーティン作業ではなく「生活の一部」に関われていると感じられる。
☆ 訪問ごとに毎回利用者さんの違う一面を見ることができて、「患者さん」としてではなく、「一人の人」として向き合えるようになった、というご意見も。
病院のルールに縛られすぎない
☆ ルールに縛られすぎないのも訪問看護の魅力。
病棟や外来、クリニックなどでは「そこのルール(ローカルルール)」に合わせて全員一律で対応しなければならないことがよくあります。一人ずつに関わっていく訪問看護だと、その人に合った対応策を引き出せるので看護をしていてモヤモヤすることがなくなりました、というご意見も。
☆ 病棟では「先生がこういう治療を勧めたから」と決まればそれに沿って看護をしていかざるを得ない状況でしたが、訪問看護では利用者さんの意思を聞いて、ご利用者さんやそのご家族のご希望を尊重して、「じゃあ実現するためにはこうしていこう」とみんなで力を合わせて考えていくことができるのが魅力。
魅力☆ 働き方のメリット
自分のペースで仕事が進められる
☆ 病棟と違って一人になれる時間があるのでリフレッシュできて良い。車の中は基本的に一人で、例えば途中でコンビニに寄ることもできますし、ある程度自分のタイミングで動けるのでストレスが少ないです。
☆ 自分のペースでできるけれど、タブレットなどの活用でいざとなったら連絡をしながら協力できるのが良い。病棟やクリニックなどだと他のスタッフと常に一緒にいてコミュニケーションはすぐに取れる分、仕事中はずっと息が抜けない。
時間の融通がきく
夜勤がない
☆ 看護師というと夜勤込みのシフト制が基本ですが、夜勤がない。
☆ 自分の生活リズムを重視したいなという理想をかなえられる。生活をしっかりしつつ、そのうえでしっかりとやりがいも持って働けるのが訪問看護の良いところ。
定時に帰れる
☆ 定時に帰れる日が多い。残業、早出が少ない。

まとめ
いかがでしたか。
実際に訪問看護へ転職した現役看護師は、
様々な「訪問看護のやりがい」や「転職メリット」を感じながら働けている方が多くいると聞きます。
日勤や土日休みといった働き方など自身の希望のスタイルで
プライベートと両立しつつ、
利用者さん一人ひとりと向き合える訪問看護を
選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

病棟、外来、施設やクリニックなど経験後に、訪問看護に携わっています。
長い期間、「訪問看護」という仕事に魅力を感じながらも
なかなか携わる勇気が出ないままでしたが、
今はあこがれていた訪問看護師として楽しくお仕事しています(大変なこともあるけど)。
訪問看護の仕事に興味を持っている方に、
お仕事内容などについてお伝えできればと思っています。



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